チキンのハワイアンミートローフ
子どものころ、うちのハンバーグには沢山の野菜のみじん切りが入っていました。子どもの好物に野菜を混ぜ込むのは親の常套手段ですね。おまけに家族が多かったせいでしょう、何故か揚げてあったのです。
今考えるとそれって肉団子では・・・?とも思うのですが、別に疑問も感じずにソースをかけて食べていました。長じて外でハンバーグを食べた時、違和感を感じたものです。どんなにおいしいものを食べても、やっぱり母が作ったものの方が味のベースになってるんですよね。
で、大人になって思う事は、ハンバーグって結構手間暇かかるんだなあという事です。上手に焼き上げるのは結構難しいし、レストランではフライパンごとオーブンで仕上げるのが主流のようです。
私はたま〜にハンバーグを作りますが、ひき肉が安い時はある程度の量を買ってミートローフにする事が多いです。ハンバーグと同じようなたねを作り、なまこ形に成形してオーブンで焼くだけ。コンロに付きっきりでなくても良いのがいいところ。
パウンド型に入れて焼き上げるレシピなどもありますが、焼き上げている間に出てくる脂が中にたまるので私は使いません。
ミートローフというとアメリカでは牛100%が普通ですが、ターキーとオートミールなんていうヘルシーバージョンもあります。日本ではターキーはなかなか手に入らないので、手軽な鶏肉で作ってみました。
淡白なお肉なのでベースにはしっかりと味を付け、甘辛味のハワイアンソースで焼き上げました。マッシュポテトとブロッコリーを添えてアメリカのお母さん料理風です。
(4人分)
- オートミール:大さじ6
- 牛乳:大さじ4
- 鶏挽肉:500g
- 玉ねぎ:1/2個
- パプリカ:1/4個
- 卵:1個
- ウスターソース:小さじ1
- ケチャップ:大さじ2
- 塩:小さじ1/4
- こしょう:少々
- パイナップル缶:1缶
ソース
- パイナップルの缶汁:100cc
- 醤油:大さじ3
- 砂糖:大さじ1
- あんずジャム:大さじ1
- ボウルにオートミールと牛乳を大きなボウルに合わせ、他の材料を用意している間置いておく。
- 玉ねぎとパプリカはみじん切りにする。
- オートミールのボウルにソースの材料を除いた全てを加え、粘りが出て均一になるようによく混ぜ合わせる。
- オーブンの天板にオーブンシートを敷き、その上に上記のミートローフのたねをのせる。表面がひび割れないように手で押さえながら、10×25cmくらいのなまこ型に整える。
- ソースの材料を耐熱容器に合わせ、レンジに1分ほどかけて加熱する。
- 時々表面にソースを塗りながら180度のオーブンで40分ほど焼く。最後の10分くらいの時にパイナップルを天板に並べ、一緒に焼き上げる。
- 串を刺してみて透明な汁が流れ出したら焼き上がり。
- オーブンから出して15分ほど冷ましてから切り分ける。パイナップルを添えてどうぞ。