Baking Diary

私の作るもの、思うこと

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アメリカ風パンプキンマフィン


写真には2種類のマフィンが写ってますが、形が違います。
左は上に膨らんで、右は横に広がっています。基本的な材料は全て同じで、違うのは膨張剤だけなのです。左はベーキングパウダーだけで、右はベーキングソーダも加えたもの。若干ですが生地の色みも変わってきます。
見た目だけで言えば「きのこの傘」がぐっと張り出している右の方がアメリカのマフィンらしい仕上がりです。どちらがお好みかは人それぞれですが。


最近仕事の関係でマフィンを試作中なのですが、日本のお菓子は伝統菓子を除くとベーキングソーダが使われる事はあまりありません。逆にアメリカのお菓子にはベーキングパウダーと合わせてよく使われるような気がします。
ベーキングソーダを改良したものがベーキングパウダーなので歴史的には古いものなのですが、独特の風味と生地の黄ばみが今風の繊細なお菓子の邪魔をしてしまうんでしょう。


ベーキングソーダは風味と生地の黄ばみの他、生地を横に広げる性質もあります。そのため、マフィン生地に加えると焼き上がった時にいい感じに「かさ」が張り出すのです。アメリカふうのマフィンを焼いてみたいのにカップケーキみたいな仕上がりになってしまう・・・という時は生地にベーキングソーダを加えてみるといいのかも知れません。
ポイントは材料にチョコなどの個性的な風味のものを加えること、フルーツや野菜、ヨーグルトなどの酸性の材料を加える事ですね。
なんかうんちくのようになってしまいましたが、凝り性なので最近ずっとマフィンの事を考えています。



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(大きなマフィン6個分)

  • 砂糖:75g
  • バター:60g
  • 卵:2個
  • かぼちゃ:ゆでて潰して240cc
  • 牛乳:60cc
  • 薄力粉:180g
  • ベーキングパウダー:大さじ1/2
  • ベーキングソーダ:小さじ1
  • 塩:ひとつまみ
  • シナモン・ナツメグ・ジンジャー・クローブ:お好きなくらい
  1. バターを室温に戻し、砂糖を加えてよくすり混ぜる(泡立てなくて良い)。
  2. 卵を1個ずつ加え、さらによく混ぜる。少しくらい分離しても大丈夫。
  3. 最後に潰したかぼちゃを加える。
  4. 別のボウルに薄力粉〜スパイスを合わせてふるっておき、牛乳と交互にかぼちゃ生地に加える(粉→牛乳→粉→牛乳→粉、の順で)。
  5. ペーパーカップを敷いたマフィン型に生地を落とし入れ、190度のオーブンで25分ほど焼く。串を刺してみて何も付いてこなかったら焼き上がり。

*砂糖を倍量にすると更に本場アメリカ的な味・仕上がりになります。試すかどうかは・・・作り手次第ですが。

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