キャロットブレッド
前にキャロットブレッドの事について書きましたが、あれから色々と作ってみました。まあ、作り手として罪悪感を抱かないのは日本バージョンですね、やっぱり。夫は甘いものはきちんと甘い方が好きな人間なので、アメリカバージョンの方がいいらしいですが・・・。いっぺん自分で作ってみたら何て言うか見てみたい気もします。
砂糖の量は別として、アメリカのお菓子には野菜を使った定番が多いような気がします。にんじん、ズッキーニ、かぼちゃ辺りは鉄板ですね。どれも生地にバターではなくオイルを使うのも特徴的。野菜には繊維と水分が含まれているので、バターのような固形の油分を加えなくても生地が安定するのです。脂肪を減らしたい人にも良いレシピかも知れません。
今月、久しぶりに仕事で販売会を開くのですが、そこでもキャロットブレッドを出す予定です。けど、他の野菜に比べるといまいち人気がないんですよね。スパイスが苦手な人も多いし、にんじんと言うのはお菓子の中ではハードルが高いのでしょうか???その割に実際食べてみるとにんじんに気付かない人も多いんですけどね(笑)。
(18×8cmパウンド型)
- 卵:2個
- きび砂糖:60g
- 黒砂糖:30g
- 菜種油:50g
- ヨーグルト:50g
- にんじん:大1本
- 薄力粉:140g
- ベーキングパウダー:小さじ1
- 塩:小さじ1/4
- シナモン:小さじ1/2
- ナツメグ:小さじ1/4
- にんじんはチーズおろしのようなもので粗くおろしておく(大根おろしのようにすりおろしてはダメ)。
- ボウルに卵と2種類の砂糖を入れ、白っぽくもったりするまで泡立てる。菜種油とヨーグルトを混ぜ合わせ、卵のボウルに少しずつ加えてよく混ぜる。
- 卵のボウルににんじんのおろしたものを加え、ゴムベラに変えてざっと混ぜる。
- 薄力粉〜ナツメグを合わせてふるい、卵のボウルに加える。粉気がなくなるまで底から大きく混ぜる。
- クッキングシートを敷いたパウンド型に流し込み、180度で5分焼いたら竹串で表面にさっと切り目を入れてきれいに割れるようにする。その後、170度に落として45分焼く。竹串を刺してみて何もついてこなければ焼き上がり。
- 10cmくらいの高さから型に入ったケーキを落として焼き縮みを防ぎ、型から出して完全に冷ます。
*アメリカ版にしたい場合はきび砂糖を倍量に増やして下さい。(これでもまだアメリカでは甘さ控えめになると思う量です)