黒糖とりんごのビスコッティ
静かでぼんやりと明るい朝、こんな日はカーテンを開けると雪が積もっている事が多いです。今日もベッドの中からそんな予感がして、起きてみたらビンゴ!でした。ここは豪雪地帯でもないので溶けてしまうんでしょうが、一番怖いのは翌日の凍結。明日はどこにも出かけなくても良いように朝一番で買い物をしてきました。
在宅+お菓子のストック=危険、という式があるので(?)、普段はスーパーなどでお菓子を買う事はありません。あるとすればプレゼント用など何かの機会に自分で作ったお菓子の残りを食べる事が殆どです。ビスケットやマフィン、ワッフルなど、朝食用の「粉もの」はよく作りますが。ブログなどで豪奢なケーキなどを作ってる方はどうやって消費しているんだろう?とそんな些細な事が気になります。
この間プレゼント用に作ったのはビスコッティ。これもお菓子ですが、かなり素朴な部類に入るものだと思います。クッキー類ってある程度の数が出来上がるし、その割には夫の食指が動かないものなので実はあまり作りません。本場イタリアでは気候の関係もあるんでしょう、カラカラに水分を飛ばすように焼き上げて水分に浸して食べるんですよね。料理もお菓子も水分を感じる方がおいしく感じる日本人にはどうなのかな〜?と思うお菓子です。
私もそんな日本人ですから、やっぱりカチカチのビスコッティは苦手です。なのでナッツよりもドライフルーツなどを加え、さくっと食べられる配合にしています。子どもの粘土遊びのように適当に作っても大丈夫なビスコッティ、いちじくやクランベリーなど、好みのドライフルーツで作ってみてもおいしいと思います。
(約10本分)
- 薄力粉:120g
- ベーキングパウダー:小さじ1/2
- 黒砂糖(粉末):40g
- 卵:1個
- オリーブオイル:大さじ1
- 蜜りんご:50g(約2個)
- シナモン:小さじ1/4
- 塩:ひとつまみ
- 蜜りんごは1センチ弱程度に刻む。
- 薄力粉とベーキングパウダーは合わせてボウルにふるい入れ、シナモン以外の残りの材料を全て加えて手でざっと混ぜる。
- 最後にシナモンを加え、まだらになるように適当に混ぜる(生地の中のシナモンが一様じゃない方がメリハリがあって美味しいです)。
- 10×20cm程度のなまこ形にまとめ、180度のオーブンで20分焼く。
- そのまま天板の上で冷まし、粗熱を取る(この時点ではフルーツの周りなどまだ柔らかい所もある)。
- ナイフで1cm程度の厚さにスライスし、切り口を上にして天板に並べる。
- 150度に下げたオーブンでさらに20分焼く。焼き上がったらそのままオーブンの中で自然に冷ます。