パイナップルのコーンブレッド
昔、ジェマイマおばさんというブランドの箱入りコーンブレッドミックスが売っていました。付属のビニール袋に全ての材料を入れて手で揉んで生地の完成!という恐ろしく簡単なもの。アメリカに行けば今でも普通に売っていますが、日本には添加物の問題等でいつの間にか輸入されなくなってしまったようです。
私が初めてコーンブレッドを食べたのは大学生の頃、アメリカ人のお宅ででした。主食として出されたそれはほんのり甘くて、私の大好きな味でした。作り方などを聞いてもミックス粉で作る人が殆どだったので、結局は洋書などで調べて自作するようになりました。コーンブレッドはアメリカでも南北で味が違い、北に行くほど小麦粉の割合が多くてケーキっぽくなります。元々は南部料理なので、ザラザラとしたコーングリッツをスキレットで焼いた素朴なものがオリジナル。色々と作ってみましたが、日本人はたぶん北部バージョンの方が好きだろうなと思います。
どのコーンブレッドについて書いてみようか迷ったのですが、今回のものは少し邪道系。カリブ海のアンティグアのものです。パイナップルが入るのでどちらかというとおやつ系でしょうか?焼き立てを手でちぎって食べるのがおすすめです。
- コーンミール:150g
- 薄力粉:120g
- ベーキングパウダー:大さじ1と1/2
- シナモン・ナツメグ:各小さじ1/2
- 卵:1個
- 豆乳:120cc
- パイナップル:120cc(ピューレにして)
- 砂糖:100g
- ココナッツフレーク:大さじ1
- ボウルにコーンミール・薄力粉・ベーキングパウダー・シナモン・ナツメグを合わせ、ホイッパーでよく混ぜておく。
- 別の容器に卵を溶きほぐし、豆乳・パイナップルピューレ、砂糖を合わせてよく混ぜておく。
- 粉のボウルに液体を加え、ゴムベラなどでだまがなくなるまでしっかり混ぜる(練らないように)。
- オイルを塗った直径20cmの丸型に生地を流し入れ、上にココナッツを散らす。
- 200度のオーブンで20分、串を刺してみて何も付いてこなくなるまで焼く。温かいうちに手でちぎってどうぞ。
*写真は直径18cmのバント型で焼いたもの。このような深さのある型で焼く時は5分ほど長く焼いて下さい。また、豆乳の代わりに牛乳でももちろん大丈夫です。