夏のラザニア

３月の初めに母が亡くなり、バタバタとしていた日々もようやく落ち着いてきたところです。１年前に娘が生まれ母が亡くなり、自分の中にある命の流れのようなものを感じています。娘の顔を見るたびに様々な過去の人々の表情が浮かんでは消えるようで、とても不思議な気がします。出会って分かれて、誰でも生きていく道のりはその繰り返しなんでしょう。

葬儀の前後は自分で作ったご飯を食べない日が続き、なんとなく変な満腹感を感じていました。食べてもお腹にしっくりこない、外食が続くと誰でもこんな風になるのではないでしょうか？

自分の家に帰った時、やっぱり手料理が食べたくなりました。熱々じゃなくて、すっと胃に入るけどスープよりも満足感のあるもの。買い物もろくに出来ていませんでしたから、冷蔵庫とパントリーにあるもので何が作れるかな？

まだ季節の方は春になりかけですが、夏のラザニアを作りました。ラザニアと言うとヘビーな料理を連想してしまいますが、これは焼かないのでぺろりと食べられます。大した材料も使いませんが、心と胃に優しい料理です。

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