Baking Diary

私の作るもの、思うこと

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小さなおかずと献立

昨日までのどんより空はどこへやら、今日はいいお天気になってくれました。東の空が明るいと洗濯しなきゃ!と朝からバタバタしています。まだ寝ている夫の枕カバーも外す勢いです。

日ごとに明るい時間が短くなって、それは寂しい事だけど、自宅で何かする時の集中力を高めてくれるような気がします。仕事も赤ちゃんもどちらも存在しない貴重なこの時期、せっせとレシピの整理などをしています。雑誌のメモ、撮ってそのままになっている料理写真、料理学校時代の様々なアメリカンベーカリーから貰ったレシピのストック・・・地味な作業ですが、結構楽しいものです。

まだ高校生だった頃、本屋でモリー・カッツェンという人の本を偶然見つけて買って帰りました。「おいしいベジタリアン料理」という文字とイラストだけの本です。そこには様々な国のベジタリアン料理が紹介されており、いつか彼女の働いていたNY州イサカのレストランへ行ってみたいなとぼんやりと空想したものでした。今読むとかなりヘビーで重たい料理や甘さ爆発のお菓子が多いのですが、当時のアメリカはそんなものだったのでしょう。


それから何年も経ち、コロラドの古本屋で彼女の本を見かけて手に取りました。まえがきを読んでみると「重たいメイン料理と付け合わせ、そういう料理は今は作っていません。何種類もの小さくてシンプルな料理を家族と楽しんでいます。」というような事が書いてありました。あれから何冊も本を出し、結婚・出産もした彼女。アメリカの食も変わったんだなあと思います。
日本も同じかも知れません。おひたしとか煮ものとか、さもないおかずをちょこっと並べて頂くようなスタイルを紹介する本が増えたような気がします。

ふたり暮らしだと沢山のおかずを取りそろえて・・・というのは面倒ですが、我が家では金曜日などに残り野菜などでそういう献立にする事があります。一汁三菜とまでは行きませんが、一汁二菜くらいでお茶を濁しています。

ちなみにモリーのサイトはこちら。
http://www.molliekatzen.com

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