Baking Diary

私の作るもの、思うこと

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パンプキンロールケーキ


前回に続きグルグル巻き物第2弾です。
ロールケーキに凝っていた事を書きましたが、秋らしいロールケーキを久々に焼いてみました。普段は夫と2人だけなので、家族の集まりのためなどにこういうものを作る機会があると嬉しいんですよね。黙々と手を動かして何かを作る作業が好きなので、いいストレス解消になるのです。


先日実家からまた「切り分けた野菜」をもらいました。実家は父と母の二人世帯なので、産直などで野菜を買っても使いきれないようなのです。そんな訳で実家に顔を出したりすると「持って行ってちょうだい」と半分に切った大物野菜などをお土産に渡されるのです。このロールケーキに使ったかぼちゃもそんな野菜。普通のものよりも色白なかぼちゃです。最初はスープにでもしようかと思ったのですが、それほどかぼちゃ特有の色が出ないと思ったのでお菓子にしてみる事にしたのです。


野菜をピューレにして加えた生地はどれも比較的もっちり重たい感じに仕上がります。どっしり焼き菓子好きの私はふんわりしたものよりもこういう少し重めの食感がいいなと思うのです。今回はかぼちゃの量があったので私は蒸し器を使いましたが、ケーキだけのためなどで少量の場合は電子レンジで加熱すると手軽に下準備が出来ます。残ったかぼちゃはクリーム煮にして夕食用に。最近はリビーなどのかぼちゃのピューレ缶も売ってたりするので、それを使ってもOKです。


今回のレシピは一番一般的な30×30の天板用に書いていますが、我が家の2台のオーブンの天板はどちらももう少し大きめの長方形。スペースが空いてしまいますが、さっとスケッパーで30cmくらいに生地をのばして焼いてしまいます。家庭用のお菓子なんてその程度の感覚で気軽に作っています。




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(30×30cm天板用)

生地

  • 薄力粉:45g
  • シナモン:小さじ1/2
  • ジンジャー:小さじ1/2
  • オールスパイス:小さじ1/2
  • 卵:3個(黄身と白身に分けておく)
  • 砂糖:40g
  • 三温糖:40g
  • かぼちゃ:80g
  • 塩:ひとつまみ

フィリング

  • ゼラチン:小さじ1
  • ラム酒:大さじ2
  • 生クリーム:200cc
  • 砂糖:大さじ3(出来れば粉砂糖)
  1. かぼちゃは皮と種、わたを取り除き、蒸し器に入れて竹串がすっと通るまで蒸す(耐熱容器に入れてラップをかけ、加熱しても良い)。熱いうちに裏ごししてピューレにし、冷ましておく。
  2. 薄力粉とスパイス類は合わせてふるっておく。
  3. ボウルに卵白と塩を入れ、ピンと角が立つまでハンドミキサーで泡立てる。重いかぼちゃが入るのでしっかりとしたメレンゲを作るのがポイント。
  4. 別のボウルに卵黄と砂糖2種を合わせ、もったりするまでハンドミキサーで泡立てる。そこにかぼちゃを加えてさらに混ぜる。ふるっておいた粉類を加え、粉気が無くなるまでざっと混ぜる。
  5. 卵黄生地のボウルにメレンゲの1/3量を加え、生地を緩める(ここでメレンゲの泡は消えても良い)。
  6. 残りのメレンゲを半量ずつ加え、ゴムベラで底から大きく混ぜる。メレンゲの白い線が見えなくなったらOK。
  7. クッキングペーパーを敷いた天板の真ん中に生地を落とし、スケッパーなどで平らにならす(中央から端に向かって広げるような感じで)。
  8. すぐに190度に余熱しておいたオーブンに入れ、12〜5分ほど焼く。指で中央を押して弾力があったら焼き上がり。すぐにペーパーごと天板から取り出して網の上などに乗せて冷ましておく。
  9. フィリングを作る。ゼラチンとラム酒を合わせてレンジにかけ、溶かしておく。生クリームと砂糖を合わせて少しゆるめに泡立て、溶かしたゼラチンを加えてさらに混ぜる。
  10. 冷ましておいたロールケーキを裏返してペーパーをゆっくりはがし、焼きめの方を上にしてペーパーの上に置き直す。端の方を少しだけ斜めにカットする。その上に用意しておいたフィリングをのばし、端からペーパーごとゆっくりと巻き上げる。手で巻くのではなく、勝手に向こう側に転がっていくのを手でサポートするような感じでやると上手く行く。
  11. 巻き終わりを下側にしてラップで巻き、キャンディのように包んだら冷蔵庫に入れて落ち着かせる。1時間ほど経ったら切り分けやすくなります。


*我が家では出来上がったロールケーキをラップで巻く前に、表面にラム酒とコーヒー、砂糖を混ぜ合わせたものをさっと塗っています。大人の味です。

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