Baking Diary

私の作るもの、思うこと

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りんごのキャラメル煮


夜から降り出した大雨もやみ、少しだけ太陽が見えています。
最近は出来るだけ歩くように心がけているので、わざと遠くのスーパーまで買い物に行きます。雨の予報が出ていても天気予報を見て大丈夫そうな時間帯を見計らってささっと。歩くのは全然苦になりませんが、重たい荷物がある時だけが困ってしまいます。


さて、先日の日記にも書いたりんごのキャラメル煮。
元はタルトタタンが食べたい!というところからの発想です。りんごさえ仕込んでおけば市販のパイシートを使って割と簡単に作れますが、カロリーと甘さの事を考えると・・・。よくよく考えてみれば私はほろ苦いりんごが食べたいのであって、その他の要素は別に重要視していない事に気付きました。
タルトタタンはたっぷりのバターと砂糖でりんごをキャラメリゼして作ります。フランス人の職人さんが作るのを見た事がありますが、銅の鍋の中は牡蠣の土手鍋の味噌のようにバターと砂糖の土手状態でした・・・やっぱりお菓子というのは材料を知らずに食べ手に徹するのが幸せでしょうか?


あれこれ調整しているうちに私の作るキャラメル煮は砂糖もバターもぐっと減らして本家とは別物になっておりますが、自分なりにこれがベストの甘さになりました。大人2人の家庭なのでしっかりと砂糖を焦がしてカラメルの苦味を出していますが、お子さんなどがいる場合はほんのりきつね色になるくらいで止めておいた方がいいかも知れません。ラム酒はレモン汁に代えたりしても爽やかです。


煮たりんごはそのまま食べてもいいし、クッキーを砕いて散らしたり、バニラアイスを乗せてもおいしい。時間が経つと水分が出てきますが、アイスクリームに混ぜ込んで冷凍するとキャラメルリボンアイスになります。




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  • りんご:3個
  • 砂糖:60g
  • バター:大さじ1(15g)
  • ラム酒:大さじ1
  1. りんごは皮をむいて縦4つ割にし、更に長さを半分に切る。
  2. 鍋に砂糖を入れ、最初は強火にかけて砂糖を溶かす。部分的に茶色になって来たら弱火に落とし、鍋を回して出来るだけ均等に色付くように調整する(へらなどで混ぜるとカラメルが白濁するので、鍋を回すようにする)。
  3. いい色になったらバターを入れて溶かす。
  4. すかさずりんごを加え、へらでまんべんなくカラメルをまぶすようにする。りんごが冷たいので最初は飴のように固まりますが、そのうち水分が出て全体的に絡まります。
  5. りんごから水分が出すぎるとジャムになってしまうので、りんごを入れたら強火にして炒めるように煮る。
  6. 10分ほどでりんごがくたっとするので、最後にラム酒を加えてひと混ぜする。殆ど水分がなくなったようになったら出来上がり。


*りんごからは水分が出てくるので、ずっと強火で炒める感じにするのがポイント。冷める時も水分が出るので最後の煮詰めは心配になるくらい水分を飛ばすくらいでちょうど良い。

*りんごのお菓子にはシナモンを入れたくなってしまいますが、今回は使い回しを考慮して使っていません。自分用に取り分けた時にさっとひと振りすればOKです。

*夫はクッキーを砕いて、更にバニラアイスをのせて食べるのが好きです。アップルパイのような罪深いおいしさです。私は遠慮しておきます・・・。

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