豆腐のシンプルラザニア
アメリカに住んでいるとポットラックという持ち寄りパーティがあります。そこで必ずと言っていいほど並んでいるのがラザニアです。ミートソース+チーズ+パスタの組み合わせなので、誰に出してもはずれがないという事なんでしょう。前日に用意をしておけばオーブンに放り込んでおしまいだし。日本のようにひとり分ずつ焼き上げるのではなく、大きなバットでどかんと焼いて各自取り分けるのが普通です。
うちは2人暮らしですが、ラザニアにする時は35×20cmくらいのバットで作ります。残っても次の日に食べたり、冷凍も大いに結構なメニューなのでちまちま作るよりもいいんです。手間は同じですしね。
普通の料理本などを見るとミートソース・ホワイトソース・パスタゆで・・・とかなり面倒な工程があるので、よほど気合いが入っていない限りはやる気がなくなります。カロリーも血管爆弾並ですし。濃厚なものは外でいくらでも食べられるし、家では心おきなく食べられる物の方が良いと思うので。なので、自宅用にはかなり簡易なバージョンにして作っています。お肉も使わないし、ラザニアもゆでません。これは料理学校での実習で見てびっくりした事の一つ。ソースを若干ゆるめに仕上げて同じように作ればきちんと出来上がりますよ。
(20×20cmの型ひとつ分)
ソース
- ホールトマト缶:2缶
- にんにく:2かけ
- バジル:5枚(ドライ2つまみでもOK)
- オリーブオイル:大さじ2
- 塩・こしょう:適量
- きのこ(好みのもの):2パック
- 玉ねぎ:1個
具
- 木綿豆腐:1丁
- 溶けるチーズ:100g
- パルメザンチーズ:大さじ2
- ラザニア:6〜8枚
- まずソースを作る。オリーブオイルとみじん切りにしたにんにくを鍋に入れ、弱火で香りを出すように炒める。いい香りがしてきたらみじん切りにした玉ねぎときのこを加え、さらに炒める。ホールトマトを投入し、バジルを加えたら切り蓋をしてソースが煮詰まるまで20分ほどに煮込む(若干ゆるめに仕上げるのがポイント)。最後に塩・こしょうで味を調える。
- 豆腐は重石をしてしっかり水気を切り、型に合わせて薄切りにしておく。
- 型の底にうすくソースを敷き、ラザニアを敷く。その上にソース・チーズ2種・薄切りにした豆腐を並べ、再びラザニア・・・と最後はソースとチーズで表面を覆うようにする(ここポイント)。20分ほど置いておく。
- ここまで作ったらあとは冷蔵庫に入れて1晩保存しても大丈夫。また、2週間ほど冷凍保存も可能。
- 200度のオーブンに入れて30分ほど焼いたら出来上がり。焼き上がったら10分ほど休ませてから取り分けて下さいね。
*普通のラザニアでもソースのゆるさを調整すればゆでずに使用可能です。ちなみに私はbarilla社のラザニアを使ってます。↓