バナナオートブレッド
今朝は冷たい雨が降っています。
いっそ雪になれば清々しいのですが、常に海風の吹くこの町ではめったに雪も降りません。冬の雨はしんしんと冷えるような感じがして何となく寂しくなりますね。年の瀬も押し迫ってるのに寂しい気持ちでいるのはあんまりなので、心温まるような(?)朝食用のブレッドを作ってみました。オートミールと全粒粉が入る事で繊維もたっぷり。バナナの甘味のおかげで甘さを控える事も出来ます。
昔、某料理サイトをやっていた頃「つるしバナナ」というのが流行った事があって、私も試してみました。バナナが黒くなるまで待つ、というのはバナナのお菓子を作る時に重要なポイントなのですが、置いておくとどうしても下に接する部分から悪くなってしまいますよね。なのでへたの部分をひもでくくってひたすら吊るしておくというやり方なのです。こりゃやばい!という気持ちを抑えて全体が真っ黒になるまで待つとおいしいバナナのお菓子に変身させられるのです。吊るしバナナ、お時間のある方は勇気を持って試してみて下さいね。
そうそう、今回はパイレックスのガラスのパウンド型で焼いてみました。金属の型に比べ、ツルンと簡単にお菓子を取り出す事が出来ます。私はパウンドやスクエア型を使う時は型の幅に合わせてベーキングシートを切って敷くだけです。当然直接生地が型に触れる面も出てくるわけですが、スパチュラなどをスッと差し込むだけで簡単に外れます。型の面倒な下準備もないので本当に楽です。
- 全粒薄力粉:170g
- オートミール:50g
- バター:50g
- 菜種油:大さじ3
- 黒砂糖:50g
- 三温糖:50g
- ベーキングパウダー:小さじ2
- シナモン:小さじ1/4
- 卵:2個
- バナナ:3本(大体350gくらい)
- くるみ:100g
- くるみは砕いて油をひかないフライパンで弱火でさっと炒っておく(いい香りがしてくるまで)。
- バナナはフォークなどでピューレ状になるまでつぶしておく。
- バターは室温に戻し、菜種油を加えて泡立て器で全体がなじむまでよく混ぜる。そこに黒砂糖と三温糖を加え、ふんわりするまでさらにホイップする。
- 上記のバターに卵を一つずつ加え、そのたびによく混ぜる(油と水分で分離しやすいのでその都度しっかり混ぜる)。そこにつぶしたバナナを加えてさらに混ぜる。
- 全粒薄力粉・オートミール・ベーキングパウダー・シナモンを別容器に合わせ、ざっと混ぜておく(ふるう必要はない)。
- バナナ生地に上記の粉類を加え、ゴムベラなどで粉気がなくなるまで大きく混ぜる(こねるのではなく、ボウルを回しながら底から大きく全体を混ぜる)。最後にくるみを加える。
- ベーキングシートを敷いた21×11×7cmのパウンド型に生地を流し入れ、真ん中をへこませる。
- 180度のオーブンで1時間、串を刺してみて何もついてこなかったら焼き上がり。
*今回はアメリカの型を使ったのですが、半量で作れば17×8×6cm程度の日本サイズのパウンド型で焼けます。また全粒薄力粉がない場合は普通の薄力粉でも大丈夫です。