アメリカンチョコチップクッキー
アメリカの子どもが初めて習う料理(って言うのかな?)がチョコチップクッキー、というのは本当なのでしょうか?天板に間合いを取って生地を落として焼き上げる、というのは結構面倒な作業なので、どうも違うんじゃないかと私は心ひそかに考えています。アメリカの家庭に限って言えばドロップや型抜きクッキーよりも、生地を型に流して焼き上げて切り分けておしまい!のバークッキーの方が良く作られてるんじゃないかな、と思います。が、プロセスがどうあれクッキー自体は本当によく作られていると思います。
それはさておき、アメリカでクッキーと言えばやはりチョコチップなのです。
子どもの顔くらいの大きさの、少しチョコが柔らかいようなものを冷たい牛乳と一緒に食べるのです。これはもう、アメリカ人の幸せな家庭への強烈なノスタルジーというか憧れなんだろうな、と思います。クリスマスの時期の料理雑誌などを見るとクリスマスツリーの横でママの手作りクッキーを食べる子どもたち、みたいなイメージばかりです。
自分ではそれほど食べたいと思わないチョコチップクッキーですが、夫はこれが一番好きみたいです。レシピも奇をてらわない本当に普遍的なもの。今回はアメリカのお菓子が好きな方のために本場風に大きく焼き上げました。うちでは差し上げた残りを小さく割ってクッキージャーに入れ、ふたりで少しずつ食べています。生地はラップに包んで冷凍もできます。その場合は凍ったまま焼成し、1分ほど焼き時間を長めにとって下さいね。
- 薄力粉:150g
- ベーキングソーダ:小さじ1/2
- 塩:小さじ1/2
- バター:120g
- 砂糖:70g
- 黒砂糖:70g
- バニラ:小さじ1/2
- 卵:1個
- チョコチップ:1カップ
- ナッツ:1/2カップ
- 薄力粉〜塩を合わせてボウルにふるっておく。
- 別のボウルにバターと砂糖類、バニラを入れ、ふわっとするまで泡立て器ですり混ぜる。卵を加え、分離しないようにさらにすり混ぜる。
- バターのボウルにふるっておいた粉類を加え、粉気がなくなるまでゴムベラなどでよく混ぜる。
- 最後にチョコチップとナッツを加えてひと混ぜする。
- 天板に山盛り大さじ1ずつ生地を落とし、希望するなら表面に飾り用のチョコチップをさらにのせる。
- 190度のオーブンで9〜10分、周囲がうっすら色付くまで焼く。
- 焼きたては柔らかいので3分ほど天板の上で冷まし、そのあとラックに取る。
(普通サイズ30枚分・アメリカンサイズ15枚分くらい)