山食・ゆず酵母
以前の日記に酵母を起こしたくなってます、という何気ない一言を書きました。
で、起こしました、ゆず酵母。もう2月も終わりそうなんですが。
悪くなりそうな部分を切り落とした半分しかないゆず。それも使い道がなくとりあえず冷凍しておいたものという悪条件。失敗したら処分すればいいやというやる気のないスタンスでスタートした酵母作りです。水と栄養分の砂糖と一緒にビンに入れ、放置。ブクブクしてくるはずなんですが少量のためかなかなか進まず、諦めた頃にプクプクと泡立ってくれました。オリが溜まるまでさらに放置し、粉と水を入れて倍になるまで育て・・・を3回繰り返し、ようやく中種として使えるようになります。
使えるようになるまでがひたすら長い・・・ドライイーストなら安定して使えるしやはり手軽です。酵母を起こしたのなんてかなり久しぶりでしたが、ガーデニングとかにハマる人の気持ちが分かったような気がします。時間もかかるし自分の理想通りになるかも分からないけれど、一から育てる楽しさみたいな感覚。盆栽とかも同じ趣味ワールドに共存していそうな感じです。
酵母の味見と状態確認のために最初に焼いたのはとりあえず山食。天然酵母にありがちな重くて酸っぱいパンにはならずひと安心。ふわふわ・もちもちでした。中種はかけつぎするほど安定しておいしいパンが焼けるようになるので、ほぼ毎日パンを焼いてます。イーストパンは作っていると時間に追われているような感覚になりますが、天然酵母のパンは発酵もゆっくりなのでこちらものんびり付き合っています。
そんなわけでこれからしばらく天然酵母パンの記事が続くかもしれません。(いやきっと続く)