アメリカのイエローケーキ
天気予報は当てにならないと最近とみに思います。ここ3日間ほど、予報とは裏腹な天気が続いています。
昨日は7月の販売会だったのですが、予報は雨・雨・雨。雨の場合のお客様の出足を考えて、製造数を減らそうか直前まで悩む毎日でした。が、朝方曇っていても午前10時を過ぎるころから毎日晴れてくる!洗濯をしなかった事を後悔させるかのような青空なのです。
販売会当日も霧雨が降ってるような怪しい空模様だったのに、開店の頃には暑いくらいのお天気となっていました。この日も開店3時間後には完売してしまい、とても感謝しております。次回は9月となりますが、また沢山の方にお会いできるのを楽しみにしております。
さてさて、暑くなるとやっぱりケーキ類は出足が鈍くなります。
喉から水分を奪っていくような食感がダメなんでしょうね〜。昨日の販売会でも少しお客様とお話ししたのですが、夏場でもパンやお菓子はどんと来い!という方が多くて頼もしい限りでした(私もなんですけどね)。
毎日仕事で焼いていれば夏場用の商品も考えなければならないのですが、私はふだんはプライベート用にしかお菓子を焼かないのでたまに焼くと楽しいのです。
先日、あるお仕事でアメリカのケーキを作りました。
海外旅行などでアメリカの毒々しいケーキを目撃したり、ケーキミックスで作った事のある人も多いんじゃないでしょうか?日本のデコレーションケーキの生地は基本スポンジですが、アメリカではイエローケーキがベースとなります。粉と水分が多い生地なので日本のものよりも食べごたえがあり、作るのも簡単・単純です。イエローという名の通り生地が黄色いのは卵黄が入っているため。残った卵白はフロスティングにしてケーキに塗るのが定番です。
この生地はしっかりしているので具を混ぜ込んでも沈みにくく、少しアレンジするだけで沢山のバリエーションが作れます。写真はパウンド型で焼き上げてカットし、皆で味見をしてみたものです。この時期は冷蔵庫で冷やして戴くのも生地が締まってまたいいものです。
(20cm丸型)
ケーキ生地
- バター:120g
- 薄力粉:150g
- ベーキングパウダー:小さじ1/4
- 重曹:小さじ1/4
- 塩:小さじ1/2
- 砂糖:150g
- 卵:1個
- 卵黄:2個分
- バニラ:少々
- プレーンヨーグルト:120g
- 卵白:2個分
- 砂糖:100g
- 塩:ひとつまみ
- 水:大さじ3
- バニラ:少々
- 型にバターを塗り粉をふって冷蔵庫に入れておく。
- バターは室温に戻して砂糖と一緒にボウルに入れ、白っぽくふわっとするまで泡立てる。卵と卵黄をひとつずつ加えてそのたびに分離しないようにしっかりホイップする。
- 薄力粉とベーキングパウダー、重曹、塩を合わせてふるっておく。先程のバター生地にふるった粉とヨーグルトを「粉→ヨーグルト→粉→ヨーグルト→粉」の順で加え、ゴムベラでしっかり混ぜる。
- 最後にバニラを加えたら準備しておいた型に生地を入れ、スパチュラなどで表面を平らにならす。
- 180度のオーブンで30分ほど焼く。端が焼き縮みをして型から離れ、竹串を刺してみて何も付いてこなかったら焼き上がり。
- 10分ほど型に入れたまま休ませ、そのあとラックなどにひっくり返して完全に冷ます。
- その間にフロスティングを作る。バニラ以外の全ての材料を耐熱ボウルに入れ、沸騰した湯の入った鍋の上に置いて(湯煎ではないので湯の中には入れない)砂糖が溶けるまでしっかりと混ぜる。
- 砂糖が溶けたら鍋から外し、泡立て器でピンと角が立つまでホイップする。最後にバニラを加えてひと混ぜし、冷めたケーキに塗る。