スパイスの妙味

先週は仕事がパタパタと忙しく、おまけに週末は結婚記念日でした。
ブログを書く暇もない・・・というわけでもなかったのですが、書きたいなと思うような事がある時の方が自分も書いてて楽しいのでまあいいかなと。

私たちが結婚した時、出席したのは両方の家族だけでした。自分でドレスと夫のネクタイを縫ってウェディングケーキを焼いて、と趣味の延長のような結婚式でした。式のあと、皆でおいしいものを食べたいなと思ったのでレストランで会食をする事にしたのです。というわけで、毎年結婚記念日にはその店へ行って食事をするようにしています。

そのお店は広東料理店ですが、ウェイターさんがテーブルで料理の説明をしてくれたあとにそれぞれサーブしてくれるのです。中華とはいえ自宅で手軽に作れるような料理ばかりではありませんが、味や食材についての質問にもきちんと答えてくれるところがさすがプロだと思います。
毎回感心するのがスパイスの使い方。四川のようなスパイスを効かせた料理ではありませんが、叉焼ひとつ取ってもシナモンやフェンネル、スターアニスなどがふわっと香ります。

昔通っていた料理学校でスパイスのテストというのがありました。
５０種くらいのビンが回って来て、香りと見た目でスパイスの名前を書いていくというものです。クラスメートのアメリカ人たちがスラスラと書いていくのを見て、使った事があるかは別としてスパイスの香りが生活に根付いているのを感じました。
日本料理でスパイスを使う機会は殆どありませんが、ひとつまみのスパイスを加えることでぐっと印象が変わる料理も多いのではないかなと思います。

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